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2016

神奈川県学生弓道連盟秋季男子団体戦

 先日、神奈川県学生弓道連盟秋季男子団体戦が行われました。今年は様々な試合において良い結果を得ることができなかったため最後は入賞しようと、部員一同意気込み、挑んだ試合でしたが、結果は予選トーナメント一回戦敗退という不甲斐ない結果に終わってしまいました。あと2本差というところで負けてしまい、本当に悔しいです。相手がプレッシャーで崩れた、勝てるはず試合をものにできない、ここ一番というところでの勝負の弱さという秋季リーグでもでていた神大弓道部の悪い部分がまた出てしまいました。また、試合で一中、残念を出してしまう単純な技術不足の面もあり、一回戦で敗れてしまったと思います。この勝負弱さを克服し、技術を現時点よりもっと磨き上げ、来年に今年の悔しさを晴らす活躍をしてくれることを後輩たちには期待しております。

結果は決して良いものではありませんでしたが、この試合の全てが悪いものであったというわけではありませんでした。結果に後悔は残っていますが、この試合でその後悔を薄めてくれるほど良かったと思える立ができました。それは、予選一立目を盛大にこけて、背水の陣で挑んだ予選二立目です。もう後がないから全てを出し切ろうと挑んだ立でしたが、本当に全てを出し切ることのできた立であったと思います。大学弓道特有である応援を部員全員が全力で行い、応援された選手もそれに応えるように必死に引き、前立は面白いように的中が繋がりました。あのような全員声が枯れるまで声をだし、立も的中が繋がっていく立は久しく経験しておらず、本当に楽しく引くことができました。今までの大学弓道の中でも一番楽しかった試合の立であったと思います。あのような立が最後の試合で経験できたことは、四年間大学弓道を頑張った自分への何よりのご褒美でした。

また、この大会まで決して自分は調子が良くなく、後輩たちが自分に最後花を持たせようとしてくれたのか、何とか自分が中るようにしようと指導を多くしてくれました。大会当日、一立目に一中を出してしまい本気で悩んでいた時も必死に自分と同じように中るにはどうしたらいいかを考えてくれました。今回の試合で、二立目皆中、三立目三中と巻き返し、楽しく引くことができたのは、間違いなく後輩たちの必死のサポートがあったからでした。後輩たちに感謝するとともに、自分が本当に恵まれた先輩であったと思います。

大竹、飯田、熊本当にありがとう。そして、この四年間最後まで大学弓道を続けることができたのは、後輩はもちろん、諸先輩方、先生方、家族、その他の応援をしてくださる方々のおかげでありました。ありがとうございました。

 昨年と今年と、結果は振るいませんでしたが、来年こそはチームの弱さを克服し、良い点はそのまま引き続き行い、強いチームになるよう頑張って欲しいと思います。最後にやりきったと思えるように、何事も出し惜しみせずに全力で大学弓道を楽しんでください。

日頃より応援していただいている皆様方におきましては、良い報告を中々お聞かせできず、誠に申し訳ございません。結果はまだ残せていない自分たちですが、少しずつですが前に進んでおります。いつの日にか、きっと良い報告をできるように今後も励んでまいりますので、変わらぬご支援の程よろしくお願い申し上げます。

 また、最後になりますが今大学でも弓道を続けようが悩んでいる人がおりましたら、是非続けて欲しいと思います。四年間やり遂げましたが、大学での弓道は異質で、とても面白いです。試合の行い方はもちろん、部員との繋がりというのも高校よりももっと深いものになります。自分は同期がおらず、一人で辛い時もありましたが、先輩、後輩に何度も助けられました。今でも深く思い出に残っている楽しいこともたくさんやりました。四年間を終えた時、絶対に弓道部に入って良かったと、大学でも続けて良かったと思えるので、大学でも弓道に、部活に挑戦して欲しいです。少しでも気になる人がおりましたら、お話しをしますし、練習に見学、実際に参加することもできます。『kukyudo@gmail.com』にメールを送るか、Facebook、twitterでメッセージを送っていただければすぐに御返信致しますので宜しくお願い致します。高校の部活の最後に悔いの残った人こそ、大学でも部活で弓道をつづけてください!


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